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肛門疾患(様々な痔)

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肛門疾患(様々な痔)

一口に「痔」といってもいろいろな疾患があり、それぞれ治療法が異なります。以下に例を示しますが、その前に、肛門の構造を簡単に解説しておきます。

狭いお尻の穴を入って3センチぐらいで、パッと空間が開けるような広い直腸に達します。大体ここが直腸肛門線に相当し、ここに至るまでの狭いところが肛門管です。肛門管には途中、「しわしわ」の部位があり、ここが歯状線です。この「しわしわ」の谷間には肛門腺があり、窪みは「陰窩」と呼ばれます。
肛門管は括約筋がぐるりと取り囲んでいますが、内側が内括約筋、外側が外括約筋です。自分の意志で肛門を締めることができるのは外括約筋の働きです。内括約筋は自分ではコントロールできません。

内痔核

歯状線より奥でできるイボです。出血やイボの脱出感が主な症状です。軟膏による治療が基本ですが、改善しない場合には外科的治療が必要となることがあります。

内痔核の手術① ゴム輪結紮法

イボの根元にゴム輪をかけます。するとイボは1、2週で腐り落ち、ゴムも同時に外れます。痛みはなく、繰り返しできる治療です。

内痔核の手術② ジオン注

「痔を切らずに治す」の触れ込みで、最近増えてきた治療法です。痔の内部4か所に「ジオン」というお薬を注射し、痔の内部で「ひきつれ」を起こさせて痔を小さくする治療法です。4段階注射法、ALTA療法とも呼ばれます。

内痔核の手術③ 結紮切除術

痔を根元から切除する方法です。

外痔核

歯状線より下で血豆ができ、肛門が腫れます。痛みが強く、青黒い血栓が透けて見えることもあります。治療は軟膏でほとんどが治りますが、血栓除去手術が必要なことがあります。

肛門周囲膿瘍

肛門歯状線のところにある陰窩から細菌が入り込み、内外括約筋の間などに膿の塊ができます。非常に痛みが強く、すぐに切開して膿を出す必要があります。局所麻酔自体も痛いので、当院では、仙骨硬膜外麻酔なども併用し、痛みの軽減に努めています。

痔瘻(じろう)

肛門周囲膿瘍ができた場所から、お尻の皮膚に至るトンネルが慢性化したものです。基本的には、外科処置が必要です。

痔瘻の治療

痔瘻の手術にはいくつか方法がありますが、ここでは外来で行える「シートン法」について説明します。

トンネルに沿ってゴムを通してくくります。すると、ゴムの力でゴムが組織に食い込みます。これによりトンネルが広くなり、膿が排出されやすくなります。

ゴムが食い込んだのと反対側の組織が、きれいになり次第埋まっていきます。これが繰り返されると、いずれゴムは抜け落ちます。

裂肛

いわゆる切れ痔です。お尻の拭き過ぎが原因となることもありますが、肛門がもともと狭いことが原因となることがあります。肛門が狭いと、便が出るときに押し拡げられて切れてしまうのです。慢性化した裂肛には手術が必要となります。

裂肛の手術① 裂肛切除

慢性化した裂肛を切除し、縫い合わせます。

裂肛の手術② 内肛門括約筋側方切開術

肛門が狭い場合に行う手術です。肛門管をぐるりと取り囲んでいる内括約筋の一部を切って、肛門を拡げます。

内括約筋の一部を切るとお尻の穴が拡がります。