大阪市鶴見区の内科・胃腸科・肛門科|胃カメラ・大腸内視鏡検査なら服部クリニック 
住所:〒538-0041 大阪市鶴見区今津北5-11-12 ACLクリニックモール 2階 
TEL:06-6180-8031

痔の日帰り手術

当院では当院では、内痔核(いぼ痔)、外痔核、裂肛(切れ痔)、肛門周囲膿瘍、痔瘻の日帰り手術を行っております。
その日のうちにご帰宅いただけ、短期間でお仕事にも復帰していただけます。安全にも万全を期しておりますので、お気軽にご相談ください。

安心して痔の日帰り手術を受けられるポイント

切らずに注射のみの手術が可能(ジオン注)

切らずに注射のみの手術が可能(ジオン注)脱出を伴う内痔核に対して行う、切らない手術です。硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸を主成分とする「ジオン」の注射によって痔核を小さくします。縮小した痔核は元の位置に戻り、粘膜も安定し、症状が改善します。(痔核硬化療法)
従来は手術の適応だった内痔核も、近年はジオン注によって同等の効果が得られるようになってきました。

全て健康保険適用の手術

当院で行う痔の日帰り手術は、すべて健康保険が適用されるものです。
レーザー手術などの自由診療は行っておりませんので、費用が高額になることはありません。

術後、翌日翌々日には学校やお仕事に復帰

通常、手術の翌日か翌々日には、学校、職場に復帰していただけます。
※肉体的に負荷のかかるお仕事、運動などの開始時期は、個別でお伝えいたします。
※手術翌日の受診、1週間後の受診は必要です。

当クリニックが日帰りで行う痔の手術内容

内痔核(いぼ痔)の手術

① ゴム輪結紮法

ゴム輪結紮法イボの根元に専用のゴム輪をかけ、血流を阻害します。1~2週間程度の時間をかけて、イボだけが壊死し、ポロリと脱落します。根元が残ることがあり、根治性という意味では完全ではありませんが、痛みや出血はほとんどなく、患者様のご負担の軽い手術です。ご高齢の方、結紮切除術のリスクが高い方には非常に有効です。また、再発しても、同じ方法で手術を行うことが可能です。

メリット

痛み、出血がほとんどなく、患者様のご負担が少ない。

デメリット

根元の組織が残り、数年後に再発する可能性がある。

② ジオン注射

ジオン注脱出を伴う内痔核を、切らずに注射で治す方法です。硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸を主成分とする「ジオン」の注射によって痔核を小さくします。縮小した痔核は元の位置に戻り、粘膜も安定し、症状が改善します。痔核硬化療法、4段階注射法、ALTA療法とも呼ばれます。
ただし、大きな内痔核、外痔核的性質を持った内痔核の場合、数年後の再発のリスクが残ります。また、妊娠中、授乳中の方には行うことができません。

メリット

痛みや出血がほとんどない。

デメリット

大きな内痔核、外痔核的性質を持った内痔核は、数年後の再発のリスクが残る。また、ごく稀に、手術後に発熱を起こすことがある。

③ 結紮切除術

内痔核を根元から切り取り縫合する、根治性の高い治療法です。
皮膚切開により痔核を剥離させ、痔核に入り込んでいる動脈・痔核の根元を安全に縛った上で切除します。肛門括約筋などを傷つけることはありません。

  • 結紮切除術1
  • 結紮切除術2
  • 結紮切除術3
メリット

根治性が高い。

デメリット

手術後、痛み、出血のリスクがある。

外痔核の手術

血栓除去術

外痔核血栓性の外痔核が大きいとき、痛みが強いときには、「血栓除去術」を行います。病変を切開し、中に詰まった血栓を取り除きます。

裂肛(切れ痔)の手術

① 裂肛切除

慢性化した裂肛を切除し、縫い合わせます。

② 内肛門括約筋側方切開術

肛門が狭く、排便時痛、裂肛などの不都合が生じている場合には、「内肛門括約筋側方切開術」によって肛門を広げることができます。
肛門の近くから粘膜の下へとアプローチし、狭窄の見られる内括約筋を部分的に切開します。局所麻酔が必要ですが、所要時間は数分程度で、患者様のご負担も少ない手術です。

肛門管をぐるりと取り囲んでいる内括約筋の一部を切って、肛門を拡げます。

肛門管をぐるりと取り囲んでいる内括約筋の一部を切って、肛門を拡げます。

内括約筋の一部を切るとお尻の穴が拡がります。

内括約筋の一部を切るとお尻の穴が拡がります。

肛門周囲膿瘍の手術

切開排膿術

切開排膿術

肛門周囲膿瘍は、強い痛み、膿・発熱などを伴う膿瘍です。
膿瘍に対して切開を加え、排膿させることで治療します。ただし深いもの、大きなものは、腰椎麻酔が必要になることがあります。

痔瘻(じろう)の手術

シートン法

私たちの身体は、異物が侵入したときに外に出そうとする機能を持っています。その力を利用して、切開なしで痔瘻を治療する方法が「シートン法」です。

シートンと呼ばれる専用のゴムを膿管に通し、肛門を介して輪っか状にします。するとゴムは身体に異物と認識され、瘻孔(トンネル)ごと、徐々に外(皮膚の方)へと移動していきます。

定期的にゴムの締め直しを行いながら時間が経過すると、3~4ヶ月後、ゴムが脱落し、瘻孔(トンネル)も消失します。

メリット

切開を伴う手術と比べると、肛門の変形のリスクが少なく、根治も期待できる。

デメリット

ゴムが脱落するまで、3~4週間ほどかかる。また、ゴムが緩んだときには締め直す必要がある。

痔の日帰り手術の流れ

初診・検査

初診・検査まずはご予約の上、ご相談ください。問診、触診、肛門鏡での診察をいたします。
患者様と相談しながら、手術の方法を決定します。手術の内容、注意事項などを説明いたします。
その後、手術に応じて必要となる検査(血液検査・心電図検査など)を行います。また、手術の日時を決定します。

手術

手術ご来院後、手術着にお着替えいただきます。
心電図、血圧計、酸素飽和度モニターを取り付け、点滴で静脈麻酔をかけて手術を行います。
手術後は院内でお休みいただきます。その後、意識の回復、お身体の状態を確認してからご帰宅となります。

術後の再診

翌日または数日後、手術部位の状態を確認するため、ご来院いただきます。その後も1カ月後、2カ月後を目安にご来院いただき、手術部位の状態が安定すれば、すべての治療が終了となります。

術後の注意点

術後の注意点手術後は、下記の点にご注意ください。手術ごとに異なる注意点等につきましては、個別でお伝えいたします。

  • 排便時にいきみ過ぎないようにしてください。
  • 便に血が混じっていても、多少であれば心配はいりません。ただし、便器が真っ赤になるような量の出血があったときには、すぐにご連絡ください。
  • 便秘の予防のため、水分は積極的に摂ってください。また、繊維質を多く含む食品を摂ることを心がけてください。
  • 座りっぱなし、立ちっぱなしはできるだけ避けましょう。
  • 睡眠時間は十分に確保しましょう。
  • 医師の許可が下りてからは、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かって心身の緊張を解きほぐしてください。
  • その他、気になる点がございましたら、我慢せず、お気軽にご連絡ください。
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